危険物の燃え方にどんな種類があるの??
こんにちは!
今回は、モノの燃え方にいろんな種類があるの??
ズバリ、あります!!
危険物乙4での言い方ですと、【燃焼の仕方】になります。
物理・化学の分野ですね。
試験問題もよく出ますので、理解しておくのに損はありません。
それだけ理解しておかないと、危険物の取り扱いは難しいということです。
私も試験を受ける前は、燃焼の仕方とか何?って感じでした。
聞きなれない物質、身近じゃないので理解が出来ずに苦しんでませんか?
私はそうでした。
写真で特徴をつかむことで、記憶に残りやすいです。
今回は写真を多く使ってますので、皆さんの脳みそに直接記憶させます!!
燃焼の仕方を学ぶことで、危険性の特性がわかるので、ここでしっかり理解して合格に近づきましょう。
理解している人も、少し目を通しておくと、再発見があるかも??
問題を作ったので、最後まで見てくれると嬉しいです(^^)/
燃焼の仕方ですが、気体、液体、固体の三態に応じて色々な燃え方をします。
・気体の燃焼は、可燃ガスと空気がとがある濃度範囲の割合で、混ざり合っていないと燃焼しません。
気体ガスの状態は、空気と混ざりやすいので、燃えやすいです。
例:ガスコンロの燃焼など
・液体の燃焼は、アルコールや灯油などの可燃性液体は、液体そのものが燃えるのではなく、液面から蒸発して可燃性蒸気が空気と混合し、何らかの熱源により燃焼します。
乙4類は可燃性液体ですので、取り扱いの際は蒸気の漏れなどに注意しないといけません。
・個体の燃焼は、表面燃焼、分解燃焼、自己(内部)燃焼、蒸発燃焼に分けることができます。
・蒸発燃焼は、固体と液体があります。
***個体の燃焼***
①表面燃焼
②分解燃焼
③自己燃焼・内部燃焼
④蒸発燃焼
***液体の燃焼***
⑤蒸発燃焼 【乙種4類の分類】
***個体の燃焼***
①表面燃焼 状態:個体 例:木炭、金属、コークス
・表面で熱分解も起こさず、また、蒸発もしないで高温を保ちながら酸素と反応して燃焼すること。
木炭は、バーベキューに用いたりするものです。備長炭など。
②分解燃焼 状態:個体 例:紙、木材、石炭、プラスチック
・可燃物が加熱されて分解し、その際発生する可燃性ガスが燃焼すること
③自己燃焼・内部燃焼 状態:個体 例:ニトロセルロース、セルロイド
・酸素を含有するものが燃焼すること。
ニトロセルロースは、手品などで一瞬で燃やすやつで使われてるみたいです。
④蒸発燃焼 【個体】 例:硫黄、ナフタレン
・個体を熱した場合、熱分解を起こすことが無く蒸発してその蒸気が燃焼すること。
温泉の成分で硫黄は耳にすることがありますね。ナフタレンはなじみがありませんね。
~~~液体の燃焼~~~
⑤蒸発燃焼 【液体】 例:アルコール、灯油
・液面から蒸発した可燃性蒸気が空気と混合し、何らかの火種により燃焼すること
例:ガソリンを燃料に使う自動車のエンジンは、液体であるガソリンを、霧吹きのように霧状にしてガス化し(燃えやすい状態)空気と混ぜて、点火火花を用いて爆発・燃焼させます。
ガス状態にすることで、少ない燃料で燃えやすくしていますよ。
可燃性液体の燃焼は、液体が直接燃えるのではなく可燃性液体の表面から発生した蒸気と空気が混合したものが燃えます。なおガソリン、灯油、メタノール、エタノールなどの第4類危険物(引火性液体)の燃焼はすべて蒸発燃焼です。
可燃性の蒸気は大変危険です。目に見えない蒸気に火種があると引火しますので。
**最後に問題**
手品などで一瞬で燃やすマジックで使われてる危険物の名前と、燃焼の名前は何でしょう??
ヒントはこの記事の中にありますよ~